2回目のユンボレンタルで残土を運んでる様子。自宅を建設するためにこの土が必要。管理人プロフィール記事の「土地探し」でも少し触れたけど、チラシを作り40社近く回ってる間、素敵な出会いが色々あった。その中でもNさんがめちゃくちゃ応援してくれて近所にある設備屋さんを紹介してもらい、いらなくなった土をわけてくれることに。
話はずれるけど、この写真は移住前に屋久島で建築の仕事をしてた時の様子
ここでアースバックという工法の紹介をします。
アースバックとは、土と消石灰、砕石を混ぜ専用の土嚢袋に詰め込み、積み上げていく建築工法。イランの建築家ナダー・カリリ氏が中東建築からの技術をまとめ発展させた。
資材が土の為、他工法より圧倒的安価でありながら強度で蓄熱性、防音性に優れ全体が土に覆われているので調湿効果がある。また壁の幅が30~40cmもあるので電磁波なども通し難くなっているのが特徴。現地に土さえあれば重い資材を大量に運びこむ必要が無く、木材もほとんど使用せずに建造出来るため環境にも良いとされ被災地での建築やNASAの宇宙開発(月面基地)での建築も検討されるなど世界中で注目されている建築工法となってる。
これは敷地内で赤土を掘り起こしてる時の様子。粘土質で消石灰との相性抜群!
写真中央は赤土を掘り起こした穴のところに頂きモノの土10tを入れたところ
左奥の白いのは石灰石7t、その隣が運んだ土50t、その隣が赤土10t
右に見える黒い山は腐葉土約6t
合わせるともの凄い重量!(汗)
この他に水たまりができてしまうところに赤土も6tいれた
抜根の様子。この他に畑にする予定の「天地返し」など行った
重機は人力の100倍は働く。コストはかかるけどそれ以上の仕事をしてくれる頼もしい味方!
敷地の土を移動したり、明け方から夜遅くまでぶっ通しで15往復したりとタイトル通りめちゃくちゃハードな2日間だったけど、ものすごく前進したし何よりも達成感があった。
そして無事故でなにより(笑)
【番外編その①】
~足場にする予定の単管パイプでブランコ作り~
娘は待ちきれずお手伝い
重いパイプを一生懸命支えながら、水平を確認して・・・
一気にインパクトドライバーで固定
完成!!家の中にも簡単な鉄棒やボルタリングも作ったけど、外の遊具ははじめて。
このあと横にブランコする方法を編み出し、その方法を「イエーイ」と名付け遊ぶ海土里の少女。
【番外編その②】
薪ストーブの手作り断熱二重煙突!作り方はネットのパクリ!106㎜煙突に20㎜厚のロックウールを巻いた上から150㎜の格安スパイラルダクトで二重にすれば完成!
屋根は煙突部を四角く抜いた。フラッシングという煙突を通す専用の板金があるが、これがめちゃくちゃ高い!!そこでステンレス板で自作することに!笑
屋根抜きは万が一の煙道火災(内部が1000度を超え大変危険)に備えるのと、煙突とステンレス板の隙間部分から雨漏りしないようにするのが課題。蝋付けにしようか迷ったが、20㎜のロックウールを巻いとけば最高度を250度ぐらいに軽減できるというネット情報のヒント得る。370度まで耐えられる高耐熱シリコンガスケット(車のマフラーの補修材)で隙間を埋める方法を見つけその課題をクリア。
これは薪小屋を製作中の様子
裏庭の木を切って番線とコーススレッドで固定し、廃材の雨戸で床と屋根を製作。自然木の曲線が美しく、なかなか味のある出来栄えとなった。
あとがき
昨年の12月1日から怒涛のセルフリフォームがスタート。はじめての作業も沢山あった。
やる前はどうしたら良いか分からず、不安になりよく悩みもした。
だけどネットで調べたり、時間はかかるけど動画で確認したりするうちに希望とやる気が出てきた。よく失敗もしてその時は凹むけど、「あ~こうすればよかった。次はこうしよう!」と次へのステップが見えてくる。セルフビルドは達成感を覚え成長した自分に出会えるのが最高!!
あれから5か月が経過し、ここ2カ月ぐらいは伐倒・抜根、整地、資材搬入と大変な作業が続き、リフォーム完了後は中だるみもあったけど何とかここまでこぎつけ現在駐車場作りへと突入している。
今後はセルフビルドや自給自足、移住に興味のある方を対象に少しでもお役立ち情報を発信できればと考えてます。
海土里を見守っていて下さる方々へ これからも引き続き応援宜しくお願い致します。
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